自省
今朝、暑さのせいか早く目が覚め、久しぶりに味噌汁を作ることにした。いつもは栄養を取ることだけを考え見た目みすぼらしい食卓だが、流れで皿への盛り付けにも気を使った。
世の中のコスパやタイパを求める風潮に批判的な私だが、制作への時間や体力・気力を減らしたくないことから食事はまさにコスパやタイパの追求になっていた。
ふだんはそのまま皿に盛る笹かまやスライスハムも、ほどよく切って並べると自然にレイアウトを考えている。プラ容器に入った惣菜も食器に移すことなく食べることが多くなっていたが、そこで省いた面倒は本当は無意義なことではなかったのだろう。
食事中も、何かを見たり聞いたり読んだりすることなく、並べられた膳と対話するように時間を過ごす。
炊事、洗濯、清掃、庭や家の手入れ、生活の雑事は追ってくるが、仕事の邪魔と追い払えば良いというものではないのだろう。
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