WORKS

暮らしの中で見慣れた文様が、絵の中で出会い、いにしえの情景や物語を描きます。
その繊細で物質感豊かな絵画は、新しいひとつのオブジェにも見えます。

春日(はるひ)

万葉集シリーズ「春日」油絵 F8号
Manyo-shu series ”Haruhi” oil painting 380x455mm

万葉集 5-0818
春されば まづ咲くやどの 梅の花 ひとり見つつや 春日暮らさむ 
山上憶良

春になると まず咲く家の 梅の花を ひとり見ながら 春の日を暮らすことか

この詩が詠まれた宴会に、日本の新しい年号・令和の語源があります。
憶良は妻を亡くした友人を思っています。
背景の檜垣文様と窓文様は、友人の寂しい一人住まいです。

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万葉集シリーズ

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図版の最後に、この作品のプロモーションビデオがあります。

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