学校でデッサンを教えている時に考えていること
私が専門学校で担当している科目は、アナログのデッサンで、クラスはコンピューターグラフィックスのコースです。ここでのコンピューターグラフィックスとは、ゲームや映画等で擬似三次元空間を作る技術をさします。 ところで、かつて私自身がデッサンを学んだのは半世紀も前のことになります。ですから、そこでのデッサンに対する...
私が専門学校で担当している科目は、アナログのデッサンで、クラスはコンピューターグラフィックスのコースです。ここでのコンピューターグラフィックスとは、ゲームや映画等で擬似三次元空間を作る技術をさします。 ところで、かつて私自身がデッサンを学んだのは半世紀も前のことになります。ですから、そこでのデッサンに対する...
NFTの研究と同時に行っていたのが、デッサンをドローイング作品とすることです。YouTubeで宣伝活動をするために動画になるコンテンツが必要となり、人物デッサンを描く様子を撮りました。しかし、YouTubeで見せるのは作品でなく作者だという根本的な勘違いに気が付いて一気に冷めました。 それでも、人物デッサン...
先日、ドローイングのモデルをしてもらっている俳優さんの朗読会に行って来ました。日本料理店でお弁当を頂きながらの気楽な催しと言うことでした。 しかし、実際それは、ただの朗読ではなく気迫のこもったひとり芝居ですっかり引き込まれてしまいました。ですから、飲み物で口を潤しはしましたが、弁当を食べることなど考えられず...
NFTについて考え始めたのは極最近と言う分けでなく、昨年の今頃のことです。きっかけは画業におけるセルフプロデュースとセルフマネージメントの重要性に気が付いたからです。 それまで絵を描くことと売ることは別であり、餅は餅屋と言う古い考えに縛られていました。別の言い方をすれば、絵を売ると言う切実な問題から逃げて他...
私のような高齢者も、好むと好まざるとにかかわらずネットを使った生活に追い込まれています。私自身、自営である画業をどうやって成り立たせていくのか試行錯誤をしている最中です。その経緯を記録しておくことは同じ高齢者にとって何らかの参考になるかもしれませんし、後から続く若い世代には、たとえ失敗しても反面教師として役...
先日、絵のモデルを務めてくれているダンサーのソロダンス公演を見てきました。擦れた見方をすれば仕事上のお付き合いと言うことになるのでしょうが、退屈することなど全くなく楽しい時間を過ごすことができました。 そのダンスのカテゴリーはコンテンポラリーダンスであり、私のような専門外の素人には一番縁の無いものです。クラ...
今後発表予定のドローイングについて先月と今月の二回に分けて書きました。 「新しいドローイング発案顛末(上)」8月 「新しいドローイング発案顛末(下)」9月 下にAIによる内容要約を載せておきます。 YouTubeでのプロモーション活動から生まれた新たな表現 作者は、YouTubeでのプロモーション活動の一環...
もう老年と言うのに中学の数学を学び直しています。生涯学習とかボケ防止とかを考えているわけではなく。ヴィトゲンシュタインをより理解したいと思っているからです。 数学に対しては全くの門外漢ですので正しい認識か不明ですが、最終到達点はフレーゲなので大学レベルでしょうか。目標は遙か彼方です。 ヴィトゲンシュタインに...
日々の家事・雑事をこなしながら制作をするのに精一杯で、読書の時間はなかなか取れません。そのくせ欲が深いのか読みたい本・読みかけの本は沢山あり、あちこちつまみ食いをしています。同じ本を手に取る間隔が数週間に及び、どういう繋がりだったかと記憶を取り戻すのに苦労します。 先日は、ヴィトゲンシュタイン全集の茶色本を...
ここ十数年、源氏物語や万葉集等、日本の古典文学をテーマに、絵画と言うカテゴリーに捕らわれず日本の伝統から文様など様々な表現様式を取り入れて自分の絵画様式を創って来ました。 そろそろ、それも見直しの時期に来たと思い、noteにまとめて見ました。この作業を通して朧ながら次の段階が見えて来た感じがします。 以下に...