WORKS

暮らしの中で見慣れた文様が、絵の中で出会い、いにしえの情景や物語を描きます。
その繊細で物質感豊かな絵画は、新しいひとつのオブジェにも見えます。

万葉集シリーズ「霧」油絵F6号
Manyo-shu series “Mist” oil painting 410x318mm

万葉集 3-429
山の際ゆ 出雲の児らは 霧なれや 吉野の山の 峰にたなびく
柿本人麻呂
(山の際ゆ) 出雲娘子は 霧なのか 吉野の山の 峰にたなびいている

柿本人麻呂の挽歌です。歌は旅の途中で不遇な最後を遂げた乙女を偲んだものですが、絵は思い出を抱きながら彼女を守り神として積極的に前へ進もうとする残された人々の気持ちを表現しています。

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万葉集シリーズ

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