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暮らしの中で見慣れた文様が、絵の中で出会い、いにしえの情景や物語を描きます。
その繊細で物質感豊かな絵画は、新しいひとつのオブジェにも見えます。

源氏物語シリーズ「幻」油絵 F4号
The Tale of Genji series ”The Wizard” oil painting 242x333mm

いとうたて いま一際の御心まどひも 女々しく人わるくなりぬべければ よくも見たまはで こまやかに書きたまへるかたはらに かきつめて 見るかひもなし 藻塩草 おなじ雲居の 煙とをなれ と書きつけて みな焼かせたまひつ
源氏物語 帖「幻」

こんなにめめしく悲しんで自分は見苦しいとお思いになって、よくもお読みにならないで長く書かれた女王の手紙の横に、
かきつめて見るもかひなし藻塩草同じ雲井の煙とをなれ とお書きになって、それも皆焼かせておしまいになった。
与謝野晶子

絵の主題は、主人公ふたりの昇天である。

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源氏物語シリーズ

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