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初めて、日常的に目が行く場所、キッチンの真っ正面の居間の壁、すなわち家事の間中ずっと向かい合う所に、それも出来具合がとても気になる新しい絵を飾りました。

複写して画像になった作品はよく見ても、描いたばかりの絵そのものを持続的に見ることはありませんでした。自分の絵の見え方がどのように変わって行くのか、あるいは行かないのか興味しんしんです。

その壁沿いには、ほとんど持ち出さない据え置きスマホや、身分相応な舶来カメラの入った防湿庫、やっと2巡目の2冊目に入ったヴィトゲンシュタイン全集、「死霊」以外はほんの少ししか読んでいない埴谷雄高全集、右脇には春から読み始めた「文學界」などが並んでいます。

しかし、中央に座る主人公はマーク・ロスコの画集です。ハードカバーながらリーズナブルで2,800円位。実は、描くのと違って鑑賞するならいわゆる抽象が好きです。

左の作品「霧」を6月上旬、右の「面影」を一週間程前に掛けましたが、幸いにも今のところ見ていられなくて降ろしたいと言う気にはなっていません。

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