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公演の彫刻
隠久日記

絵を描いている時の違和感について

人物のドローイングを描いていて、何処が問題なのか分からない違和感が朧気にあった。このようなことは特別なことではないので、最近は額装してリビングに飾り暫く様子を見るのが慣わしとなっている。 そして数日後、そのドローイングの前に描きかけの別のドローイングを置いてみたら、あの違和感の原因が分かった。顔の微妙なバラ...

岳山珈琲室内
隠久日記

SNSへの根本的な違和感

ずいぶん前から作品発表の場としてネットを使ってきました。まず最初はホームページ、次にブログ、そしてSNSです。20年以上前にホームページを立ち上げた時も、SNS的な交流は必要と言うことで掲示板を設けました。しかし、コミュニケーションの苦手な私は、友人に掲示板の管理人(ホスト役)をお願いしていました。 でも、...

デッサンペン
隠久日記

学校でデッサンを教えている時に考えていること

私が専門学校で担当している科目は、アナログのデッサンで、クラスはコンピューターグラフィックスのコースです。ここでのコンピューターグラフィックスとは、ゲームや映画等で擬似三次元空間を作る技術をさします。 ところで、かつて私自身がデッサンを学んだのは半世紀も前のことになります。ですから、そこでのデッサンに対する...

見る女アイキャッチ
NFT or EC

NFT研究の一時保留とドローイングの新しい展開

NFTの研究と同時に行っていたのが、デッサンをドローイング作品とすることです。YouTubeで宣伝活動をするために動画になるコンテンツが必要となり、人物デッサンを描く様子を撮りました。しかし、YouTubeで見せるのは作品でなく作者だという根本的な勘違いに気が付いて一気に冷めました。 それでも、人物デッサン...

朗読会の会場店舗
隠久日記

朗読会を楽しんだ後に、本の読み方からドラマの見方についてなど色々と考えたこと

先日、ドローイングのモデルをしてもらっている俳優さんの朗読会に行って来ました。日本料理店でお弁当を頂きながらの気楽な催しと言うことでした。 しかし、実際それは、ただの朗読ではなく気迫のこもったひとり芝居ですっかり引き込まれてしまいました。ですから、飲み物で口を潤しはしましたが、弁当を食べることなど考えられず...

Macのキーボードとマウス
NFT or EC

絵画による収入を得るため、ネットでNFT作品を販売しようと思った時、最初に考えたこと

NFTについて考え始めたのは極最近と言う分けでなく、昨年の今頃のことです。きっかけは画業におけるセルフプロデュースとセルフマネージメントの重要性に気が付いたからです。 それまで絵を描くことと売ることは別であり、餅は餅屋と言う古い考えに縛られていました。別の言い方をすれば、絵を売ると言う切実な問題から逃げて他...

大理石パレットとナイフ
NFT or EC

高齢者のWeb3時代への挑戦

私のような高齢者も、好むと好まざるとにかかわらずネットを使った生活に追い込まれています。私自身、自営である画業をどうやって成り立たせていくのか試行錯誤をしている最中です。その経緯を記録しておくことは同じ高齢者にとって何らかの参考になるかもしれませんし、後から続く若い世代には、たとえ失敗しても反面教師として役...

アトリエのデッサン道具
隠久日記

門外漢が理想的な芸術鑑賞をするために必要なこと

先日、絵のモデルを務めてくれているダンサーのソロダンス公演を見てきました。擦れた見方をすれば仕事上のお付き合いと言うことになるのでしょうが、退屈することなど全くなく楽しい時間を過ごすことができました。 そのダンスのカテゴリーはコンテンポラリーダンスであり、私のような専門外の素人には一番縁の無いものです。クラ...

ドローイングサイト
隠久日記

noteにドローイングの最近作について書きました。

今後発表予定のドローイングについて先月と今月の二回に分けて書きました。 「新しいドローイング発案顛末(上)」8月 「新しいドローイング発案顛末(下)」9月 下にAIによる内容要約を載せておきます。 YouTubeでのプロモーション活動から生まれた新たな表現 作者は、YouTubeでのプロモーション活動の一環...

ドラフター
隠久日記

年寄りがかつての苦手科目だった数学をやり直す理由

もう老年と言うのに中学の数学を学び直しています。生涯学習とかボケ防止とかを考えているわけではなく。ヴィトゲンシュタインをより理解したいと思っているからです。 数学に対しては全くの門外漢ですので正しい認識か不明ですが、最終到達点はフレーゲなので大学レベルでしょうか。目標は遙か彼方です。 ヴィトゲンシュタインに...

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