11Aug2020 試論 画家の目 画家のものを見る目は、人々とは少しばかり違っているのだと言いたいが、これもある意味相対的な問題だろう。 ひとつの光景を前にして、人は必要なものを見る、あるいは「言葉」を見ているのだが、画家は色彩と形を見ている。 ただ、その時、画家は既に「絵」を描いている。光景は抽象化されている。構成されている。「絵」にとっ...